本を作るのにどれぐらいお金がかかるのですか?
一概にはいえませんが、単行本サイズ (四六判) の本で、文章が主体の場合、
1ページあたり、5,000~10,000円くらいになります。
但し、本の製作工程で、例えば組版でも、ワープロ入力したものをそのまま出力して版下として
使用したり、印刷の仕方でもフィルム製版で印刷するものや、
お客様の原稿をそのまま版下にして印刷する方法もありますので、
必ずしも上記の金額がかかるとは限りません。
また、値段の決まる要因として、使用する紙、原稿の内容 (例えば、写真やイラストが入る) 、
色の数 (1色orカラー)、ページ数、製作部数等があります。
自分史を書きたいと思っていますが、
どういうまとめ方をすればよいでしょうか?
1. 自分の出生や幼少期の家族体験
2. 父や母の家系・親族関係
3. 小学生・中学生の頃の世界
4. 青春期
5. 就職
6. 結婚と新しい家族
7. 壮年期・老年期
というように、時間的にたどりながら、時代の風潮、社会的な事件や出来事、
人生観や哲学を織りまぜていく形式が一般的です。
原稿を渡してから、どれくらいの期間がかかりますか?
原稿整理に1~1.5ヵ月、
組版に2週間、
初校に2週間、
初校訂正に1週間、
再校に1週間、
再校訂正に4~5日、
製版、 印刷に1~2週間、
製本に1週間
合計すると約4ヵ月になります。
原稿をデータで渡せば、早く本に出来るのでしょうか?
基本的には、製作期間の短縮が可能です。
データ入稿には、2つの注意点があります。
1つは、お客様の使用しているワープロソフトに弊社の機械が対応している事。
2つ目は原稿の完成度で、お客様のレイアウト指定や誤字の訂正などが多い場合、
変換できたとしても、原稿と変換データの照合、
訂正で時間をとられてしまうことがあることもありますのでご了承ください。
少部数の自分史を考えているのですが、
100部以下なら値段があまり変わらないと聞きました。
何故でしょうか?
本づくりの費用の内訳は、
①ワープロで印字し、1ページ、1ページ文字組をしていく組版代、
②それを印刷機にかけて印刷する費用、
③印刷用紙の費用、
④印刷されたものを綴じて本にする費用、
⑤原稿を整理したり、レイアウト等を編集する費用
に分類され、この中で部数に比例して費用の大小が決まるのは③の印刷用紙代だけなのです。
② の印刷代、④の製本代も部数の多少によって決まるのですが、機械による製作過程なので、
部数に比例してという事にはなりません。
そういう訳で本づくりの費用は、少部数であればあるほど割高になってしまい、
大部数になるほど1冊あたりの単価は安くなるというしくみになっているのです。